署名に寄せられたコメント

多くの方々が、署名の際にコメントを寄せてくださっています。その一部をご紹介します。
(2006.09.14.-2008.02.16.)

建築の専門家・建築に関心のある方

• 東京女子大学は、これまでレーモンドの建築を大切に保存し使っていることで、建築と都市の風景を愛する人々から、静かな尊敬を得ていました。ここまで頑張って保ってきたものを、今捨ててしまうのは、あまりに惜しいです。捨てるのは一瞬、そして捨てたものは二度と帰ってきません。ぜひぜひご再考をお願いします。
• 同志社大学神学部で教会建築史を専攻いたしました。同じプロテスタントの東京女子大学のレーモンド建築群には並々ならぬ関心を持っています。あれだけの規模で、統一したデザインの近代建築が並び、有機的に結びついているところは、非常に貴重です。その一部を破壊することは、全体の調和を乱し、価値を半減させることにほかなりません。大学の使命とは、文化を守り、育てることであり、時代遅れのスクラップアンドビルドの手法で土建屋を儲けさせることではないはずです。そして建築文化財は一学校法人がその一存で破壊してよいものではなく、地域の、そして日本の財産です。大局的見地から、貴重な文化財を守り、そして東京女子大学の価値を守られますよう、心から願っております。主と共にありて。
• 新しい教育環境の在り方として、こうした貴重な建物を解体ではなく、生かしていく姿勢は非常に大事ではないでしょうか。
• 建築、そしてそれを取り囲む緑豊かなキャンパスは、学生のみならず地域社会にも豊かな環境をもたらしていると思います。レーモンドの建築を含めたこのような環境を崩すことが、魅力あるキャンパス作りに繋がっていくのだろうかという素朴な疑問が沸いてきます。
• 保存しようとする原動力は、建築家の力ではなく、その建物の造られた理由、学校の場合は建学の精神を体得・経験し、また理解した人々の力が大きい。新渡戸先生、ライシャワー先生の力であの寮ができたのだ。それを保存したいという力は、関係者を動かすのではないか。
• 東京女子大の建物は、どれもが歴史があります。街中の企業の建物なら一部仕方がないと考えることもありますが、やはり私的企業ではなく学校法人は、後世の方のためにも歴史的建築物を残す使命があると考えます。
• レーモンド設計の横浜市中区本牧元町の旧スタンダード石油社宅の保存運動に賛同し、近年解体の憂き目に遭っている、レーモンド作品の学術的・文化的重要度を痛切に感じております。是非本件の保存を実現して頂きたく、署名させて頂きます。
• あちらこちらで貴重な歴史的財産とも呼べる建物が次々と壊されていく現状。後世の人たちにこの財産を残すことも、私たちに課せられた重要な役目と思っております。
• 近代建築あるいは文化に関わる重要な役割を果たしたレーモンドが作り上げたキャンパスは、所有者のみならず国民の財産ともいえます。ことに教育をおこなう立場として、また文化を育む場として、環境保全や将来を見据えて、経済優先の考え方に終止符を打つ旗手になっていただきたいと願っています。
• なんでも新しければいいというものではない。建物として歴史的に価値があるだけでなく、日本の女子教育の黎明期に結集した情熱という見えない「価値」を伝えるものとして、ぜひ残してほしい。
• 古い建物がどんどん壊されることは私達の文化の来し方を参照する貴重な生きた資料を失うことです．是が非でも当建物を保存して頂きたいと思います．
• 先日University of Pennsylvaniaで行われているレーモンドの展覧会やレーモンドのfarm houseなどを見学する機会があり、その斬新さに感銘を受けました。日本にあるレーモンドの作品をぜひ残して欲しいと思います。壊してしまったら二度と同じものは作れません。建物が持つ記憶がなくなってしまうことも東京女子大学という、多くの卒業生が存在する場所にとってはマイナスになるのではないかと思います。
• 今年6月にアメリカ・ペンシルバニア大学における、アントニン＆ノエミ・レーモンドに関する展覧会に行き、彼の建築に深い感銘を受けました。この建物を保存していくことが、東京女子大学の学生、研究者、卒業生、そして、建築を志すものにもたらす意義を改めて見つめ、解体を再考していただきたいと強い希望をもちます。
• 私たち学生の立場では、建築に携わっている以外の人間は、余程のことがない限り、建物の保存についてなど考えることは無いと思います。しかし、私が今現在通う大学にはこの建物のような素晴らしい建物はありません。他の大学でも、遺したいと思うような建物は数少ないと思います。だからこそ、その価値に気づいた人間が保存を唱えるべきだと思い、署名をしました。この建物が後世まで遺り、アントニン・レーモンドの遺した貴重な作品としてだけではなく、東京女子大に関わった人達の、この付近に住む人々の心の拠り所として、いつまでも存在して欲しいと思います。
• 先日ペンシルヴァニア大学で開かれたレーモンド夫妻の展覧会を拝見しました。建築が安定的な場所を構築しようとしていることを、近代ですら模索していたことを確認できるものでした。そのレーモンドの建築が失われようとしていることをとても残念に思います。建て替えは最も安易な方法です。そうではない、歴史的遺産と共存していくために叡智を集めることこそ、高等教育機関の重要な役割であると考えます。
• 一度壊したら同じものは二度とつくれません。仮にコストが余計にかかっても、丁寧に改修して使うべきです。現在、アメリカでもレーモンドの回顧展も行われ、国際的に注目されています。是非、大学関係者の良識ある再考を。
• 友人の建築家・キュレーターの方から、レーモンド設計の東京女子大東寮・体育館の取り壊しの危機について知りました。解体について再考を求め、かけがえのない文化遺産を保存し活かすことを強く望みます。私は素人ですが建築に興味があり、歴史的建築物の宝庫ローマに住んでいることもあり、古く良質なものを修復しつつ保存し現代に活用すること−歴史をつないでいくこと−の意義を日々強く感じています。
• 母国に存在する過去の作品の価値を語り、それを守ることは、建築を専門とする者の大事な仕事だと考えます。レーモンドは特に、日本の文化を尊重し、広い視野で近代建築の価値を高めたバランスのとれた人物であり、その作品を失うことは、我が国にとって多大な損失だと思います。何とか、この活動が実を結ぶよう願っております。近隣に住む者のひとりとしても。
• 一度壊したものは決して戻ってきません。歴史は財産です。ヨーロッパで生活をしていてつくづく歴史の重みを感じます。日本の文化として、建物の歴史を重んじる精神が根付くことを願っています。
• 横浜のレーモンド設計によるソコニーハウスの保存運動を行ってきましたが、残念なことに文化財に無理解な大手不動産業者によって解体されてしまいました。しかもその跡地は現在更地のまま放置されているという惨状です。学校当局だと、もう少しはまともな対応をしていただけるのではないでしょうか。
• 日本はここまで豊かになったのに、歴史的建造物の保存に無関心すぎると思います。是非良い形で保存してほしいと思います。
• 学生時代に都内のライトやレーモンドの作品を教授の指示で見て回った折、東京女子大の構内を一巡したことを思い出します。そのときの女子寮の環境にも感心したものでした。現代建築史の糧としてぜひ保存して欲しいものです。
• 全国的に建物を保存して活用しようという気運が高まっております。一般的に、所有者側は新しい建築に夢を見てしまっているので、古い建物に対しては「こんな古くて使いにくい建築」と思いがちです。しかし教育の現場にいる人でしたら、旧い建物に対する尊敬の気持ちや、ものを大切に扱う精神を今一度思い出して頂くことは重要ですし、そういう気持ちこそが建築以上に学校の財産に繋がるものだと思います。
• 貴校を卒業された、小生の高校の同窓生より今回の運動を耳にしました。私達は来春、高校の同窓会を池袋にあるフランクロイド・ライトの作品、「自由学園明日館」で行います。この建物は1921年に開校と同時に建設され、現在は動態保存と称して広く市民に開放し、持続的で自立可能な保存手法をとっています。ゆたかな社会を希求するこれからの私達にとって、これらの建築物は大切な遺産です。是非、“保存”そして“利用”へと門戸が開かれることを切望いたします。ささやかな協力ですが、同窓会専用ＨＰの掲示板にて、同窓各位へ呼びかけをさせて頂きます。
• 古くなったら壊して新しいものに建て替えるのではなく、素晴らしい建物の価値を見いだし活用していただきたい。真似をした設計で新しく建てても作り得ない魅力があるので、活かす方向で再考されることになれば嬉しいです。
• Tokyo needs to establish a strong tradition of preserving early 20th century architectural masterpieces, of which there are few. This is a great place to start.
• レーモンドは日本の近代建築史上欠く事の出来ない建築家であり、氏の建築には建築の専門家に限らず学ばされる要素が多い。また、スクラップアンドビルドを繰り返すこの国の建築に対する価値観に一石を投じる役割をこの解体再考運動が担ってもらいたい。
• 青山の根津美術館裏のカニングハム邸でもコンサートなど聞かせていただいているものです。レーモンド建築などは、地球人として、大切な資産だと思います。
• Great exhibition of this work at University of Pennsylvania. Some work has already been destroyed. Let's keep what is still standing. Raymond's work is significant to the developments of modernism in America and abroad. Please take note of these worthy buildings!
• 東京女子大学とは直接関係ないものですが、昨今の東京の街は国籍不明化が進んでおり、少しでも歴史や人々の生活と繋がりのある景観が保存されることを望む次第です。欧米では古い建築物の外観を保存し、内部は機能的にリノベーションすることがごく普通に行われております。木造建築物の多いわが国ではそのようなリノベーションの事例がどうしても少なくなる傾向がありますが、歴史ある東京女子大学がその先例となることを望んでおります。
• 建築を学び始めて半年も経たない頃、当然まだレーモンドの偉大さなど理解していませんでしたが、東京女子大のチャペルの存在を知り、慌てて同大に通う知人に連絡を取って写真を送ってもらったことを良く覚えています。女子大ということもあり、実はまだ見に行くことができていませんが、その後、群馬音楽センターや軽井沢の２作品などを生で見た時の感動は忘れられません。建築史は机上で学ぶのではなく、現物を見て知ることができるということを知った最初の対象が、私の場合はレーモンドでした。日本には神社仏閣だけでなく、世界に誇れる近代建築が多数あるということは、普通に生活しているとなかなか知りえないことですが、サスティナブルやローインパクトという言葉が重宝される今日の状況は、追い風とも取れるのではないでしょうか。是非ともこのような保存運動が功を奏し、貴重な遺産を後世に残せることを期待します。
• At a time Antonin Raymond's work finally receive some consideration at home and abroad it's sad to see one of his first realizations close to be destroyed. Not only the university deprives itself of a precious landmark - which it could use to attract students to whom such a special environment can be a plus - but also Japan of one of the very rare example of such structures. Dormitory east and the gymnasium not only document in an unique way the contribution of Christian missionaries to the educational field but also reminds of a period prior a certain homogenization in school buildings.
• レーモンド建築が次々と取り毀されている北九州市で近代建築の保存活用を考えるＮＰＯ法人に所属しています。現代のコンクリート建築の原点とも言える建物を安易に解体撤去する方針だけにはならないように祈願しています。
• 私も芸術にたずさわる者ですが、国内の価値のある歴史的建造物が、ゴミのように解体されていく現状は、本当に情けなく思います。日本ではまだ、経済合理性の方が文化的価値より優先される段階です。しかし、各企業が環境基準を企業理念に前面に掲げるようになるまで１０年程しかかからなかったように、歴史的建築遺産を予算をかけ保全し、後世に生かしていくことが企業価値を上げるのだと言う流れを、今はつくる段階なのだと思います。東京女子大学レーモンド建築もしかりです。歴史的建造物を維持、管理するには、立て替え以上のコストがかかるかも知れません、しかしコストをかけ文化遺産を守ることに挑戦するスタンスが大学・オーナー側の高い意識をアピールし、結果的（長期的）には、コスト以上の社会的賞賛、経済的リターンを得ることができると信じています。
• 取り壊そうと考えている関係者へ！卒業生が記念樹として学内に残した自然を大切にし続けていると同じように、一度壊したら伝えられなくなる建築空間としての文化を次世代に受け継ぐよう努力してください。「大学の存在とは？」を認識して。
• 札幌にもレーモンドの作品「ミカエル教会」があります。維持することに以前関わっておりました。今でも時に訪れて気持ちを落ち着かせに行きます。きっと東京女子大も同じ気持ちでおられる方がいらっしゃると思います。歴史とそういった空間はお金ではなかなか手に入れることが出来ないように感じます。保存できれば良いですね。
• 一度なくなってしまうと二度と復元できない空間があると思う。そこに行き交った人々の足跡か空気か、雰囲気か、何がそういう空間を作り出すのかわからないが、失うものの大きさを今一度考えた方がいい、そう思います。
• 大学が有する文化遺産は貴重な教育資源であり、教育に不可欠な「愛＝優しさ」は建築や環境に対しても共通します。また、キャンパスは公私立問わずその都市や地域社会の重要なパブリック空間であり、その文化遺産は地域に共有の財産としてあります。大学当局関係者の方々に、再度あらゆる可能性を検討され、各方面の関係者らとも議論され、将来に悔い残さぬよう良識ある判断を下れることを切に希望しております。
• 二度と復元できない文化財を粗末に扱うような姿勢には賛同しかねます。営利を目的とした企業ではなく学校法人としての経営についてその姿勢に大いに疑問を感じざるをえません。
• 東寮には１９２２と書かれたプレートがあり、これは１９２２年に着工したことを意味していると思います。また、建築家のアントニー・レーモンドが１９２１年に米国建築合資会社を設立したこともわかっています。つまり、東寮はレーモンドの最も初期の作品であることがわかります。関東大震災を耐え抜いた大正時代の貴重な建物です。なんとか補修し建物を活かしながら使うことはできないのでしょうか？西寮が既になくなってしまっているので取り壊してしまうのは惜しいです。
• 私は国立大学の教員をしています。国立大学は、しばらく前から建物の改装、新築を行っていますが、結局は公共工事で、気持ちのよい、くつろげる空間を提供しているとは思えませんし、ガラスとタイルを多用する建物も好きになれません。キャンパスや建物の設計に関しては、特に、レーモンドとヴォーリズの行った仕事は特筆値すると思います。不便なこともあるのだろうと思いますが、それを乗り越え、残して下さることを願います。
• 東京女子大学のキャンパスは、２年前の春に見せていただく機会に恵まれました。創立当時から蓄積された建築が、構内の緑と共に成長して息づいている、全国的にみても類稀なる学園だと思いました。あの関西学院や神戸女学院のキャンパスも時代や阪神淡路大震災で様子が変わっているところがあります。多くの卒業生の思いが詰まったこの建物を、今後も活かし続けることを望みます。
• 美しい建物は、出来る限り残す努力をすることが、文化だと感じて活動しています。遠方なので微力ではありますが、チカラになれるよう努力しますので、頑張ってください。
• 一度、見学させてもらいましたが、体育館は今でも使われており、あのキャンパスにふさわしいとても素敵な建物だと感じました。レーモンドの日本に残る作品の中でも、色濃くチェコキュビズムの系統を受け継いでいる数少ない建物であり、彼の歴史を語る中でも外せない建物であると感じております。彼のファンの一人としてぜひ残して頂ける様に切に願っております。
• ６年前に一度見学し、その設計の質の高さに感激した思い出があります。建学の精神は東寮と体育館の設計ポリシーのなかに宿っています。いつまでも当時のまま大切に使い続けることが、東京女子大の建学の精神を後世に伝える意味からも重要だと思います。
• 仮に新しい建物をつくったとしても、これほどの時間を持ちこたえることが出来る建築が残せるでしょうか。回りを見渡せば一目瞭然、理にかなった素直な建築は少なく奇をてらったものばかりだ。
• 何かの折に校門の前を通り過ぎる際、建築のあまりの美しさに目を奪われ、思わず立ち止まってしまったのを覚えています。戦時期を超え、現在に至るまでその美しさを損なうことなく女子大学として使い続けてこられた、歴代の学生の方々、学校管理関係者の皆様に深く敬意を表すと共に、キャンパス計画の再考をぜひともお願いしたいと思います。
• 良き建築は、歴史の証人であり国や人の財産です。現代では不可能若しくは困難な技術やデザイン、魂がその中に封じ込められています。現代の人間が学べ、そこから未来につなげる事のできる財産をゴミとしてしまう事はあまりにもったいない事だと思います。
• 日本の建築文化に多大な影響を与えたアントニン・レーモンドの初期の作品である東京女子大学の東寮、体育館は当時においては、女子の自立精神を促すユニークな建築物であったという。時代が変わり変化せざるを得なくなったと、古いものを消してしまい、合理的、機能的にすることだけが果たして教育環境の充実につながるのだろうか？初心を思い起こさせるこれらの遺産は、皆で知恵を絞り活用する努力こそ、伝統を受け継いでいくものにとって必要なことではないか。部分保存、形態活用などを含め衆知を結集する仕組みを作ることが肝要と思う。
• 価値のある建築は公共の財産たるべきです。日本国内の近代建築を愛するものとして出来る限り保存、活用して欲しいと願います。
• 僕は単なる建築愛好家ですが、アントニン・レーモンドという優れた建築家の貴重な建築物が、合理的必要性によって失われることには反対です。歴史の染み込んだ素晴らしい建築を残すことは、そこで学ぶ学生たちにとって大いに良い影響を与えることでしょう。ぜひとも再考を求めます。
• 日本女子大学・東京女子大学・津田塾大学は東京三女子大学として頻繁にツルんで協力しあっています…私はポンジョ出身です。私自身、建築の歴史分野に深く携わってきたこともありますが、やはりよきライバル・よき仲間であるトンジョであるので、見過ごせない気持ちがあります。多くの近代建築が失われ、本当にがっかりすることが多いです。大きくて重たい、これが建築の不利な点で、保存を難しくしていることは事実です。しかし、必死に守り抜いて将来に引き継いだ後、その感謝は必ずあると思います。
• 建築物は、ただ単に物質として存在するのではなく、建設に携わった人々、学び舎のひとつとしてともに時を刻んだ人々など、数多の人々の心をも備えているものといえるだろう。このような精神性を安易に瓦礫とすることのないように願います。
• 先日、機会があり建物を見学させていただきました。多少の補修等は必要かと思いますが、まだまだ使用は可能だと思います。教育の場においても一つの重要な史料となり得る建物であり、あれだけの興味深い作品を壊してしまうのは非常に残念でなりません。是非とも「壊す」という結論ではなく、「保存しつつ共生する」という結論を再考していただきたいと思います。
• The great architecture should be conserved to the next generation. It is very important for learning architecture to visit and feel "the works of great architects". Please do not leave us just paper documents but please leave us the building because building is a three dimentional thing not a piece of painting. The great buildings could give us emotional experiences that couldn't be re= placed by what-ever-new-facilitied-building.
• Antonin Raymond was a very important architect in Japan carrying on and intrepreting the legacy of Frank Lloyd Wright. His buildings should be preserved and restored. The University should consider an adapted reuse for the buildings if they can not be restored for their original uses.
• 長く存在して、かかわった人々に愛された建物は文化です。それをどのように取り扱うかは、東京女子大の文化程度を示す物である事を忘れないでいただきたい。
• 建築家が計画して建てた建物があるキャンパスを本当にうらやましく思っていました。出来ることなら、文化的資産として再生も含めて、考えていただきたいものです。
• 環境問題が重視されている中、国のこのような歴史建造物に対しての認識度が低過ぎます。美しい日本を造るのであればもっと費用をかけたり、その他の姿勢を見せて欲しいと思います。
• 市議会議員です。文化的歴史的建造物の保存活用を求めます。女性の歩んできた歴史がそこにあり、未来の子ども達に伝えていく責任があります。ぜひ再考を求めます。
• 著名な建築家の建造物を取り壊すのは反対です。記述にもありましたが、実物が存在する事に意味があるのです。その空間を体験する事でしかわからない良さがある。思い出を形に残す必要がないというのは、写真に残すから、屋久島の杉を全部刈るようなものです。
• Les créations architecturales d'Antonin RAYMOND font partie des oeuvres majeures de l'architecture du 20e sècle. A ce titre elles méritent d'être préservées et valorisées.
• How the University couldn't be proud to be the owner of the great buildings? They sould feel responsable to be the owner of these historical buildings.

一般の方

• 貴大学での教育の機会を得たわが子二人の社会生活には貴大学卒業生ならではの何かが下敷きになっているのを感じます。思いますに、虚飾と安易さの今日の教育世界の中で、貴大学のあの質素な佇まいこそが他に得がたい精神環境を若者たちに提供しているのではありますまいか。貴大学の伝統のすばらしさを実感するものとして、東寮および体育館の解体に代わる方策を是非とも案出してください。
• いま解体が俎上に上がっている建物は、それ自体歴史的価値がある建造物であるだけでなく、東京女子大の学問研究教育のベースキャンプとして歩んできた、多くの寮生学生の精神的支えであると思います。外国の大学などでは200年も300年も経た大学創設時の建造物を、その用途は変わっても残しているのが普通です。大学の歴史を象徴する個性ある建物を優越的理由もなく壊し、何処にでもある薄っぺらな建物に代えるのは大変残念です。東京女子大もすでに社会の共有財産です。歴史と文化に対する深い洞察と崇高な展望を持つことこそ、いま特に大学関係者に求められていると思います。少なくとも新しい計画は、学生、卒業生、その他の大学関係者の合意とさらに広く世の良識を踏まえて取り組むことが欠かせないでしょう。大学経営者の高い識見に期待します。
• 土地の面積は限られています。空間を大切にしたこのような建造物を解体すれば、より多くの建物が建てられることも事実でしょう。けれど、「時間のゆとり」ではなく、このような「空間のゆとり」のほうが大切ではないかと考えています。解体を希望される方々には、いま一度ご再考いただきたいです。
• 日本の近代建築に輝かしい足跡を残したレーモンドの足跡の証しを、今なお目に見える形で後世に残してください。
• 建築アーカイブは、日本ではごく最近、やっと話題に登ってきた分野である。そのためこれまで多くの歴史的建物が、こわされ建て替えられるという方式が日本の常識になってしまっている。諸外国のように由緒ある美しい建物は、補修を加えたり一部復原して、より美しい町づくりをするべきと考えている。
• 古くなったから建て直すという合理的な考え方のみで文化財が失われていくことに反感と憤りを覚えます。ぜひ東女大の時代を象徴するこれらの建物が保存されますよう心から祈ります。
• We need to focus more on preserving historical buildings such as these, rather than demolishing for the purpose solely of practicality.
• 先人たちの築いた文化財を取り壊すのも保存するのも自由です。取り壊すにはそれなりの理由があるでしょう。もう一度その理由を考えてみてください。
• 古い建物を維持管理するのはお金のかかる事で、容易なことではないでしょう！でも文化を保存することは歴史と精神を伝え残すことにつながるので、とても大切なことです。新しいものばかり目を向けるのではなく、古いものの価値を認識しながら共存していくのが一番だと思います。なんらかの形で多くの人に来てもられるよう工夫しながら残して頂きたい。
• 大正時代の歴史的建造物として是非残して欲しい。残すべきと思います。これは文化遺産であり、誇るべき財産であります。
• 歴史的建造物の保存・再生に賛成します。現時点で大変古いと言うことではなくても、守り育てることで歴史的建造物としての意義が増していくのだと思います。
• 歴史的な価値のある建物は、即ち、未来に向っての価値がありますから、安易に取り壊してはならないと思います。
• 古い建築を維持保存するよりも、メタリックな建物に建て替えてしまう日本の風潮を寂しく思います。数年前まで住んでいた米国では、皆50〜100年前に建てられた家を何度も何度も自分達で修復して住んでいました。とても楽しかったです。日本でも人々の意識が、古いものを大切にするよう変わって欲しい!!
• 友人が卒業生で、寮生でもあり在学中にキャンパス訪問もしたこともあり、最近NHKで取り上げた番組を懐かしくうれしく拝見したのですが、偶然に建物が取り壊されることを知り驚きました。画像で見た建物は内部もとても美しい建築でした。最近の近代的ビルと異なり、古さを超えた美しさがあると思いました。建物がなくなることで、学校の歴史も失われるような寂寥感を感じます。ぜひ保存しつつ新しい建物とも調和できる方法を考えて欲しいと望みます。
• この間初めて建物の見学をさせて頂きました。日本でないような異国情緒ある雰囲気・アンティークな建物のデザイン・緑が多い故の静けさと落ち着きなど、伝統の深さや創造力、集中力の向上を感じ、大変感動しました。この伝統ある場所の一部がなくなるかと思うと、とても悲しく、また先進国であるはずの日本の文化・芸術に対する意識の低さが露見してしまうのではと悔やまれます。建物を残すための対策や発展の仕方はこの時代多種多様にあるはずです。ここでこそ、大学としての力量、オリジナルな魅力が学生を惹きつけると思います。例えば、地域と密着してアートの空間として、昔の慣習・文化を見直しつつ今では斬新である事の追求を学生や大学の歴史を中心に発信し、杉並区を代表する場として生まれ変わるなど、永い目で見たら、建物の価値はどんどん上がるし、自由に発想・創造できる場は若い世代にもっとも魅力、かつこれからの育成には精神的に不可欠な内容であり、教育の面でも杉並区にアピールできるはずと思います。なんとか、計画を練り直して頂けないでしょうか。目先にとらわれずに、新しいどこにもない表現の仕方が出来うる大学と考えております。
• 先日イタリアを訪ねたとき、かの地の人々が、過去の遺産である建築物を大切にし、実際の便宜にあわせて内部を改良する方法でそれを残しながら生かし、生活していることを肌で感じました。東京女子大の解体予定の建築群も、日本近代の思想や美学を伝える、残すべき貴重な財産であると思います。木と紙の文化であった日本は、古いものを壊して新しいものを作るのを良しとしてきたと思いますが、そろそろそれを考え直してみる時期ではないでしょうか。
• 現存する歴史的建造物が解体され、ギャラリーのパネル展示や書籍などでしか見られなくなるのは惜しいことですね。私達の世代が受け継いだ素晴らしいものは次の世代に残す義務があると思います。
• 私は自分の学生時代に東京女子大学の学園祭で演奏させていただいた者です。自分の出身大学においても古くからある建造物が何の検討もなされぬままに解体され(少なくとも私にはそう見えます）、その跡には超モダンなビル群が立ち並び、結果として自分がそこで過ごした記憶が否応なく消されていくのを寂しく感じています。歴史を保存し、伝統を後世に伝えていく責任を認識する必要があると思います。
• 歴史ある美しい建築物を便宜上取り壊す話はあちこちで聞かれますが、果して新たに建てられた建築物が、例えば数百年後もまわりの環境や自然と調和した景観を見せる事を意識して作られるなら良いのですが、どうもそうとは思えない「無礼な」？建築物も多いように思います。後世まで讚えられる建造物とは全てその条件をクリアしてきているのではないでしょうか。東女のレーモンド建築は間違いなくその一つに推挙できる建物であると思います。クリエイティブな仕事に身をおく者としてこの運動に賛同いたします。
• 私はインテリアの仕事をしてきました。建築は、インテリアとも深いつながりがあり、建築を見るのも大好きです。現在、フランス人と結婚し、Paris郊外に住んでいますが、Parisの建築を色々見て、勉強しています。フランスは、歴史的に古い建築を残す傾向にあり、日本とは建築の歴史・気候・建て方も違いますが、日本のスクラップ・ビルドのやり方を再考すべきだと常々思っています。今回の事も、貴重な建築をぜひ残すべきだと言う考えから、東京女子大とは関係の無い一般人ですが、ぜひ署名したいと思いました。フランスから、この建築が永遠に残るよう、心から祈っています。署名活動、頑張ってください！！！
• 私が現在在住する群馬県には、高崎市にレーモンド建築としては国内最大の建造物である「群馬音楽センター」があります。 群馬交響楽団の本拠地として、まだまだ厳しい社会情勢であった時代にもかかわらず、県民・市民の絶大な支持によって建設された建造物で、館内にはレーモンド記念室という展示室もあり、もちろんそこにはレーモンドの作品として、貴大学の東寮および体育館関係の写真パネルも展示されています。 この建物も確かに老朽化が進んでおり、コンサート・ホールとしての機能面からも古さが目立つ建物ではありますが、レーモンドの記念碑的な建造物であるという建築史的な意味と、なにより、まだまだ社会・経済情勢が厳しい時代にもかかわらず、市民の総意と尽力で建設されたコンサート・ホールであるという文化史的な記念物として、地方都市ながらいち早くプロのオーケストラを擁した楽都・高崎のシンボルとして、県民・市民から愛され、活用され続けております。 ご承知の通り、この建物も、老朽化が目立ち、しょっちゅう手直しをしておるようですが、そうしながらも、本来の建物の用途のまま活用していくことが、結果的に、市民の愛着を存続させ、建物自体の寿命を延ばしていることにつながっているように感じます。 別途、最新式のコンサート・ホールを建て、記念館的建物として残すと言うことでは、利用率・活用効率が格段に低下し、結果的に建物自体の寿命を縮め、市民の関心や愛着も低下し、最終的に、撤去・解体ということに繋がりかねなくなると思います。 あくまでも本来の用途・機能に即した、あるいは近似した、利用を継続することが肝要であると思います。 表参道ヒルズなど、戦前の同潤会アパートの外観や構造をあえて取り込んで活したことに人気で、より集客を向上させている施設もあるわけですし、近代の古建築は、何より、若い女性達に人気があるわけですから、女子大学である貴大学で、そのような文化的資産を利用しない手はないように思います。 また、近年、近代化遺産の保存・活用への官・学・民各界での関心の高まりや、文化庁による登録文化財の制度の導入など、明治期以降の歴史的建造物に関する保存・活用は、社会全体の趨勢でもあり、国民共有の関心事であります。 幸い、登録文化財制度では、建物自体の内面の補強や改修はかなり自由に認められているなわけでありますから、安全面確保の措置はきちんとしていただいた上で、単なる記念館的な施設としてではなく、建物本来の用途や目的に近い形での利用がなされた上で、永く保存・活用がなされますことを願ってやみません。
• 小岩井農場の近くでペンションを経営している者です。卒業生のお客様にこの署名活動を教えていただきました。開業した１５年前までは仙台の女子校の中学高校寮監職でした。人生の中で寮生活を経験した人は、教科教育以上のものをその暮らしそのものから学んだと思います。キリスト教を教育のバックボーンにしている学校は、寮の建物だけではなく目に見えない暮らしと心の歴史を大切にすることが求められているでしょう。ましてや美しい堅牢な建物です。小岩井農場には110年前に建てられた木造4階建ての牧草倉庫がいまも現役で使われていて、火山灰土の荒野を切り開いて日本唯一の総合農場に創り上げた先人達の思いが、雄大な岩手山の風景とマッチして多くの人々にいまだに親しまれています。レーモンド建築の直線の美しさと寮生の心の歴史が沁み込んだ建物は、きっと将来の学生たちにも多くを語りかけていくと思います。古いものこそ新しいのです。有効な活用の道が見出され、未来に大切に遺されていきますように心から祈っております。
• 大学時代に建築を専攻したこともあり、レイモンドの作品が保存されることに大きな意義があると考えています。保存活動に携わる方の熱意に敬意を表します。がんばってください。
• 日本の古来の建築、西洋文化を取り入れた建築、日本の風土に計算し尽くされた建築を大事にして欲しいと思います。ヨーロッパには街全体が世界遺産の歴史地区に保存されているのを見るといかに時、物を大切にしているかが分かります。目先の便利さ、金銭に惑わされることなく真髄を守っていくことが過去、現在、未来に繋がることでもあると思います。
• 貴校の卒業生の方からの紹介で、このホームページを拝見致しました。緑が沢山残っている構内にふさわしく、懐かしく趣のある東寮、体育館は、部外者の私でも「後世の人に実物を何とか残して見せてあげたい。勿論有効な活用にも。」と思いました。是非、皆様の力を合わせた活動で、整備計画が変更になる事を、お祈りしております。
• 東女と縁の深い、女子学院の卒業生です。女子学院のかつての校舎のよさを、いまさらながら惜しんでいます。東女にも入試の際に伺って、その建物の集合がつくりだす大学の雰囲気に感銘をうけました。解体ではない手段があるのではないか、今の建物をなるべく活かしていける方法があるのではないかと思います。
• わずか８０年しか経過していない。低層で、中庭があり、耐震補強は可能と思われる・屋根も勾配屋根なので、葺き替えはメンテ上当たり前。新品同様の建物を壊すのは、世界の笑いもの。
• 解体の危機が迫っていると聞きました。健全で歴史ある建物が不当な理由で壊されるなんてもったいない！ぜひこれからも使ってほしいです。何のお力にもなれず、署名くらいのことしかできませんが、応援しています。
• 歴史的遺産を保存・活用する運動に係わっています。壊してしまえば二度と戻りません。保存すれば歴史遺産。壊してしまえば廃棄物。素晴らしい建造物は残さなければいけません。
• 以前善福寺に住んでおりました。園遊会で１度キャンパス内に入り、緑豊かな敷地に歴史を感じさせる建物を見て近年の大学にはない雰囲気を感じました。計画を聞いて大変残念に思います。
• 私の在する宮崎県でも都城市民会館の件で同じ思いをしております。経済最優先の社会というのが私達のまわりまでも、このように影響するんというのを、こういう形で教えられるとは考えてていませんでした。とんでもなもいない所迄波紋を広げるものなのですね。後世に大事なものは建築に限らず残していくべきだと考えます。
• 多くの名建築、歴史的な建築が経済最優先の市場原理のもとで、壊されています。大分では磯崎新の福岡シティ銀行大分支店がこの４月に壊されました。我々は今、この殺伐とした世の中で、土地の文化に豊かさを求めているのです。文化は建築によって多くの場合顕在します。そして、建築物には、多くの庶民の挿話がまとわりついているのです。一旦壊せば、取り返しがつきません。豊かさは、新たな物には宿らないことは高度成長期以来ずいぶん学びました。滅多に生まれない優れた建築物を残すことは、私たちの心の豊かさに直結します。保存を再考してください。
• Japan has destroyed all its past, and the new country it has built is a very ugly and stupid one. We need to fight to protect the very last proof of human intelligence in this country : Raymonds'buildings is among them.

卒業生・在校生・大学関係者の方

• 青春の様々な想い出が詰まったキャンパスの建物が消えてしまう、というのは卒業生にとって“自分の過去の一部”を失うことと同じ意味を持つといえます。私自身は牟礼キャンパスで四年間を過ごしましたので直接の関わりは持っておりませんが、牟礼が売却された際は何ともいえない淋しい、もの哀しい気持ちになりました。ましてや寮ともなれば寝食を仲間と共にした生活の場でもあったわけで、その時代に過ごされた方々のお気持ちを察すると辛いです。また報道されてもおりますように文化財としての価値もかなり高いものですので、どうぞ壊さずに残す形で再検討していただけますようお願いを申し上げます。
• 在学中、VERA祭（学園祭）実行委員会の一員として、東寮（５号館）を部室として利用しました。当時は、なぜ暖炉があるのか、なぜ煙突があるのか、まったくわかりませんでした。が、卒業した今、改めて考えると、恵まれた環境でサークル活動ができたんだなと実感します。（写真集すばらしいです。）５号館に足を踏み入れた瞬間の身の引き締まるような凛とした空気感を私は忘れません。すばらしい佇まいを残したこの建物をこれからも残してほしいと、署名に協力させていただきます。
• 東京女子大に大学紛争の嵐が吹き荒れた1969年に入学。大学生活にやっと慣れ始めた6月には殺伐とした雰囲気が大学に漂い始めました。そんな時にも、正常な日常生活と自治、そしてアットホームな空気を守り続けたことは東寮の誇りであり素晴らしい思い出です。日本初の女子個室寮…瞑想と内省を重んじた教育理念は、日本の女性教育に大きく寄与し、一人一人の人生に光を与えたことは記すまでもありません。その礎となった建造物は保存し、後世に伝えていきたいと願っています。
• 本館・チャペルなど９棟のレーモンド建築のうち、東寮と旧体育館だけが国の文化財保護指定を受けていないことに疑問を感じます。同様に建学の精神を具現化する歴史的価値のある建築物であるので、大学はさっそくに申請手続きをして、後世に残す努力をしていただきたいとお願いいたします。卒業生にできることがあれば、清掃ボランティア、カンパなどご協力したいと思っております。
• 楓寮建築の際、いかにキャンパスの木を切らずに工事をするか、を大学の方々が苦心されていたのが印象的でした。「木は、新しく育つのに百年かかりますから」と。ところが、西寮が無くなるとき、また、旧体育館前の桜の大木が無くなるとき、この精神はどこへいったのかと思うほど、あっけなく物事が進み、本当にがっかりしました。今後の発展のために、大学が変わっていかなければならないことは理解できますが、「変わらずに在り続ける価値」は、努力しないと築けないから貴重なのだと思います。建築物を新たにするだけで、女子大の将来の展望が開けるわけではないと思います。本学の独自性・歴史を踏まえて考えることが必要ではないでしょうか。
• 新しいものはいくらでも作れますが、古いものは壊してしまえば二度と作り直すことはできません。建物そのものだけでなく、武蔵野の杜と一体化しているような、深い自律と内省の精神までがそのよりどころを失ってしまうような気さえしてしまいます。私はちょうど牟礼で2年、善福寺で2年という学年でしたが、体調を崩し入院しがちで4年生になっても体育の授業を受け（鞠子先生には大変御世話になりました）、必死でキャンパスに通った記憶があります。牟礼キャンパスもすでになくなり、東女が徐々に（経済的な理由で）侵食されていく様はとても心細く感じます。余談ですが、台湾生まれの私の祖父母とその同窓生は、卒業した赤レンガの小学校の修復保存運動を行い、台北市民の支持を得て、今では台北当代芸術館（現代美術館）として、また中学校として地域に親しまれながら活用されているようです。本件も周囲の熱意次第でなんとかなるのではないかと思ってしまいます。
• 善福寺キャンパスで直接学ぶ機会はなかったのですが、卒業してからレーモンド建築の素晴らしさを知り、母校がいかにいい環境のもとにあったのかを再認識しました。今回の決定に関しては、多くを持たない母校にとって数少ない“遺産”にも関わらず老朽化を理由に簡単に保存を諦めてしまうという母校の姿勢さらには学校経営のビジョンに対しても疑問を抱かせるものです。学校としても最大限の努力を尽くしていただけるよう、切に願っています。
• 歴史的価値のある貴重な建物を何としても残していただきたいと思います。
• 大学という極めて文化的な立場にある組織が、失ってしまったら二度と戻ってこない貴重な建築物と歴史を自ら葬り去ろうとしている事は全く理解できません。保存を強く求めます。
• 女性の自立を求め、支える創立者の建学の精神を体現し、多くの卒業生が自他の尊厳を確信して巣立っていった、＜学びの場＞であった学寮を残すことに深い意義を認めます．
• 署名された小池幸男氏はその備考欄に「叔母が生きていたら、この運動の先頭に立つと思うので、一家をあげて参加する」と書いておられます。彼は、昭和２年高等学部、同５年大学部卒の保々房さんの甥。保々房さんは37年間、母校図書館に勤務されました（文責　元法人事務局総務課長　樋口美智恵）。
• 今回の解体の動きは、建築物として貴重な建物に対する取り返しのつかない損失という問題だけでなく、女子大のあり方にも通じる大きな問題であると感じました。建学の精神を具体化した財産を残し、活かしていくことは、他では得られない東京女子大学の魅力となるものと信じます。
• 歴史的、文化的かつ理念的・教育的見地から言って貴重な建物を、是が非にも保存、活かして下さるよう、心より要望いたします。これらの建物を壊して新しい今風の建物を建てたとしても、東京女子大の価値をあげることにいささかも寄与しません。
• ヨーロッパの友人には、古い家が好きで、こまめに手入れをしながら長く使う人が多いです。よく手入れされた歴史のある建物は、芸術だと思います。
• 貴重な文化財なので壊さず、意義ある活用法を模索すべきと考えます。同時に周囲の環境保存も。
• 多くを持たない母校にとって、数少ない“遺産”にもかかわらず、老朽化を理由に簡単に保存を諦めてしまうという母校の姿勢、さらには学校経営のビジョンに対しても疑問を抱かせるものです。学校としても最大限の努力を尽くしていただけるよう、切に願っています。
• レーモンドのことは読売新聞（2003年5月）の「近代建築の灯」という記事を読んでから気になっておりました。東寮・体育館は女子大にとってだけではなく、日本の建築における貴重な財産だと思います。
• 大雪が降った東女大受験の日、寒さに震えながら体育館で試験を受けました。忘れられません。
• 何とか東寮・体育館を残したいものです。これからは少子化、そんなに建物ばかりはいりません。今ある建物を大切に使いたいとの願いは誰にもあると思います。
• 一級建築士の知人が、山口廣先生のお名前に驚き、この先生が支持されている建物なら、なんとしても残さなくてはとおっしゃってくださいました。
• 東女よお前もか！の心境です。時代に乗り遅れまい、変化に応じようというお考えでしょうが、いかにも浅薄です。少し何かをいじくって、それで魅力的な女子大に変貌するでしょうか？　Non！かえって最も大切で美しいものを失います。景観の美しさ、バランスの良さは、建学の精神を見事に顕しています。外観の美しさは表面的に留まらず、学ぶ者たちに教育力を発揮し、心の奥深くにいたるまで育み見守ってくれる大切なものでした。有形無形のそうした力を欠いた女子大には、空虚な未来しかないようにさえ思います。解体を推進する方々に、どうぞ大きな視野をもって再考されるようにお願いしたいと思います。
• 少し古い話になりますが、ある日、東女を訪れたときに、スロープがなくなっていることに非常にショックを受けました。その時の思いや、牟礼キャンパス売却のことで、大学のやり方に疑問をもっておりましたが、このたびのこと、また卒業前の夏休みを友人と過ごした追分寮が更地になっているということを聞き、またショックを受けました。大学にも事情はおありでしょうが、…卒業生のこころを無視した融通のきかない態度に怒りを感じています。
• 東京女子大に入学する前に大学案内を入手しましたが、そこには東寮の一室の写真が載っていて、大学の歴史と伝統を感じることができました。また、入学後に初めて旧体育館に足を踏み入れた時には、建学期へタイムスリップできたような気持ちになりました。将来の後輩達にも、大学の歴史が感じられる空間を残しておいていただきたいと思います。歴史ある建造物は女子大の財産だと思います。
• この整備計画、誰が望んだことなのでしょう。学長も泣く泣く承認、教職員や学生から新築の要望があったわけでもないのに…。牟礼の60億があるからでしょうか。「人の心には多くの計画がある　しかし主のはかりごとだけが成る」（箴言19:21）東京女子大学は北米の教会の献金に支えられたと聞いています。献金は祈りを伴いますね。人の思いだけでこの事業計画を進めていこうとしているように見えます。心配です。
• 今年の夏、同窓会（札幌支部）の集まりで、東寮と旧体育館の解体・撤去が決定したとの報告を聞き、何とか残す道はないのだろうかと気になっておりました。10月31日付の読売新聞で署名活動が行なわれていることを知り、発起人の方々の行動力に感謝し署名させていただく次第です。充実したホームページに感銘いたしました。古い建物の保存活動は非常に困難なことですが、建学の精神を具現化し建築史上価値ある建物の活用をめざす努力は、東京女子大学の存在意義を強め今後の発展を支える力となることと確信いたします。現在、初代学長新渡戸稲造博士とのつながりの深い北海道大学に勤務しており、クラーク博士のもたらした札幌農学校の教育に東京女子大学の教育の原点を見る思いがありました。微力ながら、友人・知人に署名を呼びかけて参りたいと存じます。署名活動のご成功を心より願っております。
• 遅ればせながら、先日新聞記事（読売）を拝見し、署名をさせていただきたく、このサイトを開きました。建物解体によって、東女の個性である静かで落ち着いた雰囲気を失ってしまうのではないかと、卒業生としてとてもさびしく思います。大学の生き残りがますます厳しくなる時代だからこそ、こういった古き良き女子大のイメージを大切にしてもらいたいです。
• 他大学の建築散歩が好きなのですが，戦前からの建物を今も利用している大学は案外少なくないものです。中には東女の建物よりもずっと脆い様子の建物を研究棟に使っている大学も多く見られます。東寮も旧体育館もまだまだ現役で使える頑丈な建築物と思います。学報のキャンパス整備計画も拝見しましたが，新しい建築物の必要性を感じられませんでした。新しい校舎がもたらすメリットよりも，東寮・旧体育館を失うことのデメリットの方がはるかに大きいと思います。大学間の競争激化の時代，他の大学と同じようなキャンパスを作ることは逆効果と思います。あえて古いものを残すことが大学の差別化をはかり，大学の生き残りにつながっていくと思われます。目先の最新設備はすぐに古くなりますが，創立当初からの建物は東女のスピリットを目に見える形で伝え続け，よき伝統を新しく積み重ねていく力の源となるのではないでしょうか。
• 建築的にも価値のある建物を壊さないで！そして、私たちが学びの場として誇りに思っていた建物、風景を壊さないで！今現在の学生たちと、20年前やもっと前の卒業生をつなぐものは、同じキャンパスで学んだということ。それすらなくなると、愛校心で結ばれるはずの絆も絶ち切れてしまいそう。壊さないで！あるものを活かす・・それは、東京女子大学の得意とするところのはずでは？
• 在学時代は自宅から通学していましたので、東寮にはあまり関心がありませんでしたが、今回資料を読ませていただいて、これはぜひ残していただきたいと切に思いました。先日ライシャワー館を見せていただきましたが、大事なものを大事に保存し活用する女子大の精神をとても嬉しく思い、感激したものでした。建築的にも、そして精神的にも大変貴重な建物ですから、保存しながら現在に生かす最良の方法を、あらゆる知恵を集めてお考えいただきたいと思います。
• 機能性・安全性のみを優先し、東京女子大の歴史ある財産が壊されていくのはとても残念です。キャンパスの景観から言っても、現代的な建物ばかりになっていくのに違和感を覚えます。補修するなりして、残すべきものは残すべきです。
• もう二度とつくることができないであろう貴重な建物を、是非女子大の財産として残していただきたいと思います。そのためにかかる費用、労力などについて、大学、卒業生、在校生が知恵を出し合い、協力しあって保存の願いをかなえていきたいと思います。
• 東京女子大学西寮で４年間暮らしました。せめて東寮だけでも残して欲しい。また、合気道部で旧体育館を使っていました。どちらも思い出深い建物です。建築学的にも非常に貴重な建物、壊してしまうにはあまりにも惜しい。
• 私は卒業生の父で娘が在校の折、理事を務めておりました。大学の品格が問われる時代に、その象徴である歴史的建造物を残すことは私達の義務であり、責任でもあります。是非、保存することを切望いたします。
• その歴史や価値を作ってきた文化的財産を自ら壊そうとする・・・卒業した者としてそのような判断ができない大学側に失望・憤りを感じます。どのような理由があっても、唯一無二の歴史的・文化的意味のある建築物を守り、後世に伝えていく義務があるのではないでしょうか。学問の場としてそのような判断ができないことに、大学としてのレベルの後退を感じずにはいられません。
• 何気なく過ごしていたキャンパスがどれほど恵まれていたものだったか、このページを拝見して改めて実感しました。在学当時は「この学校の建築物には誇れるものがあるらしい」とぼんやり知っていたくらいでしたが、卒業時、友人に誘われ、「記念に」と学内のあちこちでモノクロの写真を撮ったときに、「こんなに雰囲気のいい場所があったのか」と静かな感動を覚えたことを思い出しました。今回の活動が実を結ばれるよう祈っております。
• Renovate, recycle, reuse, renew.
• 高校３年の秋、受験を前に母と大学構内の見学にでかけました。紅葉した木々に古い洋館が映え、とても暖かい雰囲気を感じたのを今でもよく覚えております。そして、多少の不便さは感じていたものの、古きよきものを大切にする精神はこれらの建物やお庭から教えてもらったと思っています。何年か前の新校舎の建設でシェークスピアガーデンなどがつぶされてしまったときもとても残念に思いました。ぜひこれらの貴重な建築物を保存いただけることを強く願います。
• 温かく品のあるレーモンド建築のなかで過ごした６年間でした。今作ろうとしてももう決して作れない味わいある建築物を端から壊してしまう今の日本の歴史意識の低さにはいつも悲しい思いをしています。私は史学科の卒業生です。せっかく歴史を学ぶ場のある大学なのですから、どうか歴史的建造物の存在を軽んじることなく守っていただきたいと思います。「守る会」の皆様を心より応援しております。どうかがんばってくださいますように。
• 大学時代、クラブ活動で使用していた旧体育館には特別思い入れがあります。東寮と合わせての撤去が中止されますよう、心より願います。これからも頑張ってください。
• 建築好きで、全国の建築巡りをしています。かつて縁あって東女に入学し、学生生活の中でレーモンド建築に触れられたことは私のよい思い出であり、財産です。ただ、正直、在学中は「東寮」本来の魅力については、あまり知りませんでした。雰囲気がいいなとは思っておりましたが、普段あまり立ち寄るような場所となっておらず（サークル部屋とはなってましたが、広く皆が活用する場とはいいがたかった印象があります）今回の問題をきっかけに、もっと大勢の学生たちが使える空間への活用を希望します。普段、何気なく使っていれば、建築に興味ない方でも、素敵な空間・建築への興味や愛着は増すものです。それが、東女全体の歴史的価値のある建物全体への愛着、誇りになるものではないでしょうか。可能であれば、卒業生も利用できるような空間にもなれば、うれしく思います。その運用スタッフとして、卒業生にボランティアをつのってもいいかと思います。
• 牟礼キャンパス売却の大切なお金が本当に東京女子大の学生のため、女子大のために使われるようこころから願っております。建物というハード面に使ってしまうより、ソフト面の充実を図るように使うという考えもあるのではないでしょうか。
• 東京女子大学の学生寮である茜寮に4年間住み、毎日、東京女子大学の先輩方が住んだ東寮の脇を通って、大学に通学しました。大学寮に住んだものとしては、大学寮の存在がまるで自分の家のようなものであります。先輩方の過ごした東寮の保存及び公開を強く希望いたします。
• 下宿生でしたから寮で生活したことはありません。テニス部でしたから体育館に深い思い入れがあるわけでもありません。しかし、建造物は東京女子大学の文化や歴史を象徴する文化・歴史遺産です。外観・構造ともに建築家が安全を保証しているならば、一部を記念館、一部をゲストハウスとして活用することもできるのでは？卒業生の意見やアイデアを広く募集するなど、女子大便りなどでの情報公開を望みます。
• 昨年にチェコのプラハを旅行し、歴史的な街並に感嘆してまいりました。女子大の美しい建物も、チェコ出身のレーモンド氏の手によるものと知り、人間の英知の賜物であるこれらの建造物をできる限り残して欲しいと、希望いたします。特に黙想の大切さから一人部屋という贅沢な構造にして作られた東寮は、単に建築の貴重さのみならず、女子大の建学の精神を受け継ぐ証として、残していただきたいと存じます。
• 入学した頃、旧体育館で競技ダンスを見ました。大学生活が始まることにワクワクしました。身体測定をしました。健康に留意する姿勢は2年まで体育が必修だったことと合わせて、一人の学生を大事にすることです。良き大学に学んだことを年齢を重ねて懐かしく思い出します。東寮の友人に招かれたり、近くを散策したり、古きものの懐に抱かれて落ち着いた精神を育む日々を、情報化の進む現代の後輩達にこそ誇り高く受け継いでほしいと思います。
• 長い時間、静かに静かに呼吸して来た建物のいのちを奪う権利も資格も、私たちにはありません。この取り壊しを傍観していたとしたら・・・それでは私も同じ「破壊者」になってしまうのです。「感傷」ではなく・・・心から失いたくない、と祈っています。
• ヨーロッパの国々に比べて、日本ではメンテナンスより新品への買い替えにより多くの労力とお金をかけているような気がします。価値のある古いものを大事にして、次の世代にバトンタッチしてこそ、真の文化が育つのだと思います。体育館は卒業生の全員がお世話になり思い出をもっている建物です。どうぞこのまま修復しながら活用されますよう、祈っております。
• 今の自分の立場ではできることはない・・・と思っていましたが、mixiのコミュニティを覗き、会員の皆さんの熱意とそれが無視される現状に怒りを覚え、思わずこのサイトに来て署名してしまいました。最後まで諦めたくない！シェークスピアガーデンも潰したのに、まだ足りないの？「歴史」は一度消したら戻ってこないのに・・・。大学経営のという側面からも、東京女子大にとって維持するべき付加価値は何か考えてほしいです。
• 署名の案内感謝。ほかの大学のまねをする必要はないと思います。無駄のように思えても「間」（ま）が大切です。人と人のあいだも、そして学校も。神さまが備えてくださった「間」でこそ、自由なSSが生かされると信じます。
• 旧体育館にはずいぶんお世話になり、たくさんの思い出があります。美しい建物が多い大学が自慢でした。ぜひ、残すためにご協力申し上げたいです。
• 体育館、東寮ともに、歴史的にも造形的にも、（そして今のニードには合わなくても、当時のものとして）機能的にもすばらしい建物をぜひ残していただきたいと思います。ただただ便利で格好良い今風の建物と違って、設計者とそれに関わった方々の気持ちが込められているのを強く感じます。
• ５号館はドイツ研究会の部室として使用していました。残念ながらドイツ研究会は廃部になってしまいましたが５号館は是非残して欲しいです。５号館前の森も。
• 「残っていて欲しいけど、学生の安全には代えられない」という湊学長先生の言葉に真摯なものを感じ、この会が発足したことは存じ上げておりましたが、今まで署名をいたしておりませんでした。しかし、この度新しく完成した２つの建物、正門脇の門衛所と22号館（新部室棟）を見て、その建物で生活する人々のことを何も考えていない姿勢に落胆いたしまして、署名することにいたしました。どこの大学に、雨の日に門衛所の前で歩哨をするとびしょぬれになってしまう門衛所があるのでしょうか。あるいは、24号館の例があるにも関わらず、また共用部分の換気がほとんどできないアレルギーになりやすい建物が建てられるのでしょうか。信じられ無い状態です。特に、新部室等に1階までのスロープをつけながらも、上の階に上がるエレベータ（ないし、それに類似するもの）をつけず、事後の要望で車イスで上の階へ上がれるようにして欲しいという要望が出た際、説明会にて「事前に車椅子で上まで上がりたいという要望が無かったから」と答えた大学側に怒りさえ覚えました。大学は身体に障害がある方も受け入れるという姿勢をとっており、新しい建物には全てスロープやエレベータを設置するのではなかったのでしょうか。前言をいとも簡単に撤回してしまう大学側の姿勢はあまりにもいい加減で信用できないと感じております。私は、高校3年の夏、何気なく見学に来た東京女子大学に一目惚れし、入学いたしました。以来、この大学が本当に大好きです。だからこそ、学生一人一人が充実した学びの場を得られる大学であり続けてほしいと願っております。その建物を使う学生のことを考えた建物を建てるならともかく、今の状態ではこのキャンパス改造計画に賛成することはできません。レーモンド建築を残そうという会の趣旨とは少し異なるかなとも思うのですが、東京女子大学が学生のことを一番に考える大学に戻るためにも、これからも頑張っていただきたいです。
• 昨日の朝日新聞（2007年7月3日）を見ました。いままで、どうせ無理だろうとあきらめていた自分を恥ずかしく思いました。どんどん思い出がなくなっていく東女。でも、それでも東女が大好きなのです。東寮での4年間。精神的にも、実質的にもなんと贅沢な寮生活だったかと感謝しています。一度壊してしまったらお終いです。　建築物は東女の、貴重な、二度と手に入れることが出来ない宝物ではないでしょうか。
• あの豊かな緑に囲まれた貴重な建築物は都内の他大学にはない唯一のものだと思います。大変残念です。取り壊しの必然性が理解できません。
• 建物を設計した人は、木々の配置や道の配置の全べてを総合的に考えたからこそ、美しい風景となったのでしょう。その風景は一度壊すと２度と元には戻りません。少子化で大学経営が難しい時期を他の大学との格差を考えるなら、この風景と重厚な歴史ある建物を残すべきでしょうし、耐震調査をしっかりやって修繕し、存続することを願います。
• 在学時は茜寮に入寮していました。東女の素晴らしさは言葉では言い尽くせませんが、間違いなくその中のひとつに趣きある建物、学内の美しい風景があると信じます。破壊することは簡単ですが、どうかそのひとつ先を考えて欲しいと思います。レーモンド建築、東寮および体育館の解体に強く反対致します。
• 在学中には全く知らなかった事ですが、最近になってようやくレーモンド氏が建物に込めたメッセージなど見聞きする機会を得て、あらためて東寮の大きな存在意義に気付きました。当初の計画通り、寮が6棟建てられていたらこんな事にはなっていなかったと思いますが、それにしても東寮を壊すのならば、もう東京女子大学である意味が無いといってもいいと私は思います。いっそのこと名前を変えて下さったら、別の学校の事と、諦めもつくというものです。「将来の学生のための魅力あるキャンパス作り」って何でしょう？魅力とは、シェークスピアガーデンやテニスコートを潰して建てられた、ただの箱のような図書館・教室棟の面白くもない風情の事を言うのでしょうか？確かに、学校を経営するという事は少子化のなか難しいことだとは思いますが、建学の志をあらわす建物まで壊してしまっては元も子もないと思います。これから建設予定の新しい建築物には、どのような方の、どのような思いが込められているのでしょう。四季それぞれの色合いを見せてくれる銀杏や松、楓を伐採してまで建てる建物にそれほどの価値があるのでしょうか。これ以上、東京女子大学の名を貶めるような行為は お願いですから、やめていただきたいと思います。
• 東京女子大学の卒業生で、サークル活動で旧体育館にも縁のあった者です。思い出の詰まった旧体育館が解体されると聞き、先日久々にキャンパスを訪れました。改めて、東京女子大学の建築物、そして旧体育館の素晴らしさを実感しました。また、旧体育館の周囲ではすでに工事が始まっており、木々が切り倒されていました。建築物も木々も、一度破壊してしまったらもう二度と戻ってはきません。学校側に様々な事情があることも、わかります。けれど、壊してしまったら終わりなのです。何より、東京女子大学は、美しい建築物群とそれを囲む森があってこそ、東京女子大学だと思います。東京女子大学にもう一度お考え直しいただければ・・・と思いました。
• 大学は誰のためのものか。まずは、在校生と教員の教育・研究の場であってほしい、現在そこにいる人たちの思いを優先させたいと、卒業生であっても今回のレーモンド建築の解体と新築には黙っておりました。しかし、新たに建築される体育館や教室・研究室棟が学生・教職員の要望も聞かぬままに設計されていること、また、当初保存されるはずだった寮の棟までだましうちのように解体されたことから、活動に加わることにしました。全ての卒業生の思い出が詰まった旧体育館は、何とか救って、改修して使い続けたい。塔と寮の間の部屋には、古い家具が保存されていましたが、救い出されたのでしょうか。これらの家具にはノエミ・レーモンドのデザインがあるかもしれません。一度、専門家に見ていただきたいと思います。
• 「建築文化」という意識を、大学運営に活かしていける方法はいくらでもあると思います。「体育館を残して活かせて」いってほしいです。
• 在学中、東寮に入ることはできませんでしたが、楓寮にいたため、毎日横を通って眺めていました。ニュースで解体のことは知っていましたが、まさか本当に壊されていたとは思いもしませんでした。とてもショックです。 体育館は、在学中に使用し、その内部が古い建築なのにずいぶんモダンだなあと思ったことをよく覚えています。せめてこれだけでも保存して欲しく、ここに署名をいたします。貴重な文化財を、そして大学創立の精神を、どうか有形の物をして保存することが、今日の教育に必ずよい影響をもたらすと思いますし、この大学は今こそ保存を選択しなければいけないと思います。