2007.04.11. 東女レーモンドの会向けキャンパス整備計画スライド(パワーポイント)上映会

2007(H19).04.11.Wed キャンパス整備計画スライド(パワーポイント)上映会

• 略記
  • 「東女レーモンドの会」: 東京女子大学レーモンド建築 東寮・体育館を活かす会
• スライド数(パワーポイントのページ数)は20程度。
• 冒頭、桃井氏から別の会議の予定があるため、16:00までと説明された。 つまり、当初この会のために予定されていた時間は30分だった。
• スライド(パワーポイント)はイメージ映像のみで何も記載されていなかったため、建築の仕様等についてスライドごとに東女レーモンドの会側が質問。 そこで桃井氏より得た答は、1.の(2)「スライド(パワーポイント)とその補足的説明」に「[QA]」と記して表記した。

1. スライド(パワーポイント)説明内容

(1) はじめに

• 今日は「見る会」であって「説明会」ではないと、桃井氏がまず釘を刺した。 ということは、大学理事会は東女レーモンドの会に「説明」をしたことにならないと桃井氏が認識しており、東女レーモンドの会もそう認識してよいという桃井氏の言質を得た。
• 桃井氏が回答できなかった内容については、後日改めて質問状を提出し、大学理事会が回答するということで合意。

• 《桃井氏》:

  キャンパス整備計画のスライド(パワーポイント)資料は三菱地所設計のものであって、東女大はこれを勝手に使えない。

  《東女レーモンドの会》:

  それでは、誰のものなのか。 三菱地所設計が好きにできるのか。

  《桃井氏》:

  三菱地所設計が好きにできる訳でない。 契約上の制限がある。

  《東女レーモンドの会》:

  一般的な契約として非常におかしな話だと思われる。 当会としては、説明会の開催を改めて要請し、この点も質問させていただく。

(2) スライド(パワーポイント)とその補足的説明

1) 新集中管理センター

• 正門横。
• 正門
  • 門扉は元々のレーモンド原案のデザインを復元。
  • キャンパス側にひっこめ、たまり場を作る。
• 設計・管理=三菱地所設計、施工=清水建設。
• 2007/05完成。
• コンクリート打ち放し。
• 平屋。(もう殆ど完成) [QA]
• 機能は、空調、防災、防犯。[QA]
• 「夜でも明るく」ということを心がけた。

2) 新部室棟

• 東門付近、ライシャワー館南。
• 2007.01-05完成予定。
• 地上3F。
• 部室57室。[QA]
• 新部室棟と19号館との間は7-8m。10m弱。従来より狭まる。[QA]
• 現部室は全てこの中に入ることができる。[QA]
• 監修=三菱地所設計、設計・施工=郡リース。

3) 研究室、新棟

• 2009.03完成予定。
• 1-2F: 学生などが集うスペースにする。吹きぬけ、ガラス張り。[QA]
• 3-6F: 研究室、ゼミ室。[QA]
• 大教室: 300人収容 x 2。[QA]
• 中教室、小教室: 0。[QA]
• 研究室
  • 広さ: 20平米/室。(Cf. 従来は13平米。) 8号館と揃えた。[QA]
  • 室数: 増えない。[QA]
• 研究室新棟と4号館間が7-8mくらい。10m弱はある。[QA]

4) 体育館

• 2009.10完成予定。
• アリーナとメイン部から成る。
• 多目的ホールの一部に、記念として牟礼礼拝堂ステンドグラスをはめこむ。
• 高さは8m(現存の新体育館と同じ)の吹き抜け。 ホールは、体育館の隣に2階建てで、高さは各階4m弱。[QA]

5) 樹木

• 極力残す方針。
• 敷地内に1500本。
• 杉並区指定の貴重木(3本)は残す。[QA]
• 杉並区は非常に保存に熱心で、杉並区の指導を仰ぎながら保存につとめている。
• 東寮前の桜は切る。枯れかかっており危険。[QA]

6) その他

• 本館地下: 音を出すサークル用に使うつもり。[QA]
• 3号館:
  用途は決まっていない。 どうするか検討されてもいない。 壊す予定だったが、当座は倉庫(紙の資料などを考えているが詳細未定)または教室として使うつもり。 2014年から始まる第2期キャンパス整備計画まで、未決。[QA]
• 職員住居(敷地北端) :
  現在住居としては使われていない。倉庫として利用。[QA]
• 大学は、平常時には不要でも、入試など季節のイベントに応じて必要になる設備や場所がある。

2. QA

• 《東女レーモンドの会》:

  なぜこのスライド資料のキャンパス模型には3号館が載っていないのか?

  《桃井氏》:

  知らない。

• 《東女レーモンドの会》:

  整備計画前後でのべ床面積はどう変わるか?

  《桃井氏》:

  今ここではわからない。後で質問してください。

• 《東女レーモンドの会》:

  新旧体育館を取り壊した後のオープンスペースの広さは?

  《桃井氏》:

  今ここではわからない。後で質問してください。

• 《東女レーモンドの会》:

  教室数は増えるのか?

  《桃井氏》:

  大教室(300人)が2つ増えるだけ。中・小教室は全く増えない。

• 《東女レーモンドの会》:

  現場の先生からは、中、小教室が不足していると聞くが大教室が不足しているという話は全く聞いていない。安井記念ホールなど、大ホールはかなりある筈。これらの稼働率などは?

  《桃井氏》:

  アンケートなどをとってこう決めた。(稼働率等は明確な回答なし)

• 《東女レーモンドの会》:

  なぜ、3号館の用途が未決定のまま残されたのか?

  《桃井氏》:

  知らない。後で質問してください。

• 《東女レーモンドの会》:

  このスライドの作成時期は?

  《桃井氏》:

  2006年3月。

• 《東女レーモンドの会》:

  教職員、学生に見せた資料はこの資料だけか?

  《桃井氏》:

  その通り。 後は、個別の建物について関係する人を呼んで説明した。 (全体計画については説明していない)

• 《東女レーモンドの会(元東女大教授)》:

  東寮解体の件など、大学からは全く説明を受けていない。 1997年の80周年記念のときには、大学全体で協力してプランを練った筈だ。 なぜ今回はそうではないのか。

• 《東女レーモンドの会》:

  一例だが、東女大牟礼キャンパスを購入した学校法人法政大学は、この春、付属中高が移転してきた。 そのキャンパス建造の2年間のあいだ、66回の近隣説明会を開いて地元民と協議をかさね、その都度建物の全体図から個別の設計図、地下水の変化から樹木の配置図まで、非常に詳細な資料を配布した(法政大学が住民に渡した資料の現物の一部を示す)。 東女大はなぜ、こういった資料が出せないのか。

  《桃井氏》:

  知らない。

• 《東女レーモンドの会》:

  空間配置イメージを把握するための3Dのイメージ図、キャンパス正面からの見た図なども見せてもらいたい。

• 《東女レーモンドの会》:

  以前、三菱地所に問合せたら、大学の許可が出れば資料はお見せしますと言った。 スライド資料が三菱地所のものであるという話はこの話と矛盾する。 この点についても質問させていただく。

• 《東女レーモンドの会》:

  専門家も含め、関係者をよんできちんと情報公開し、討議するのは社会一般の常識。 この点について質問、要望を提出させていただく。